8月の嘘 らvsち
俺の住んでる地域では、頭に「ら」のつく言葉が縁起がいいと言われてる。
たとえば年末は、年越しそばを食べずに、年越しラーメンを食べる。
小3のときに、学校でそのことを言ったら、俺の住んでる地域の隣の地域では、
頭に「ち」のつく言葉が縁起がいいと言われてると分かった。
お盆や正月には、ちくわを必ず食べるらしい。
それを親に言うと、「ほんとに縁起がいいのは『ら』で、『ち』は読み間違い」と言ってた。
けど、隣の地域の人は逆に、「『ち』が縁起がいい、『ら』は読み間違い」と言ってた。
どっちが正しいか気になるから、小6の時に自由研究で調べた。
近所の神社に行って神主さんに話を聞くと、
「犬もネコも人間も、頭に血が流れてる。頭の『ち』は、生命の源や」
と言ってた。
近所の寺に行って坊さんに話を聞くと、
「人間には苦(ク)がある。苦をとりのぞくにはどうしたらいい?頭に『ら』をつけたらいい。楽(ラク)になる」
と言ってた。
どっちが正しいか決まりがつかなくて、埒(ラチ)があかなかった。